天使の声だ…。 初めて聴いた時の印象は、まさにそれでした。 高く澄んだ声が真っ直ぐに届き、それがまた会話のときとまったく 一緒というナチュラル太一!(笑) アップテンポで爽快な曲、もちろん長調。 光弾ける音に乗せ とても素直な声で、明るさと夢と憧れ、やる気をぎゅっと詰め込んだ詞を歌う。 −−ここで走り出す、ここで風になる・・・−− サビがこのメロディーでこの歌詞だと、車か飲料水かのCMにも耐え得りそうです。 2番の終わったあとフィナーレに向けて入る、ドラムベースが一瞬消える同パートなんて 特に綺麗で… 『・・・未来目指し』 までがCMカットされるとか☆(妄想) 女性が男性キャラを演じると、どうしても独特の柔らかさが出たりとか それを払拭するため調整しようとした雰囲気が見られるとか、 そういったアンバランスな印象が大体あって当たり前なんですが。 しかし不思議なことに。 太一にはほとんどそういったひずみみたいなものが感じられないんですよね…。 ホントに少年声(ちなみにリョーマくんもそうですね)。 声変わりの前、女の子よりパワーがある分冴えた、素晴らしい高音を生み出す男の子もいます。 そんなごく若いヴォーカルを自然と思い浮かべる歌声でした。 且つ歌い方も、シンガーじゃないので当たり前ですが、慣れ過ぎてない。 表現の為の歌ではなく、歌う為に歌ってる初心。 そういうあたりがまた瑞々しい所以なのだと思います。 サビの出だしなんてあなた、ゾクゾクするほど初々しいですよ(…方向間違うなよ自分) この歌、やっぱりそんなスプラッシュなサビあってだと思うのですが、 曲もさることながら(不動峰の伊武くんと同じ方の作曲で大いに頷いてしまいました) 全体的に歌詞が…歌詞を聴いて!って曲だと思います。 ことばを聴き取り易い意向の曲、正直歌詞カードは保険だな…ってくらい すいすい言葉を受け取れる。 また太一の声って輪郭はっきりしてますしね。 上の方でも歌詞抜粋していますが、『ここで』頑張ろうという印象が、とてもあります。 ストレートな解釈なら、山吹テニス部を指すんだろうな。 『優しさは、僕を引きとめるだろう。 厳しさは、甘え許さないだろう』 という部分にとても、周囲との良いつながりを感じる。 前向きで、この場所から一歩一歩成長していこうという素直な、素直な歌詞。 太一というキャラクターを置いても、また自由な意味で聴けるとも思います。 さきほど太一の声に違和感を感じないと書いたのですが、 声をあててらっしゃる小林由美子さんのコメントを聞くと一発で謎が解けました。 雰囲気が太一まんまなの!(笑) 可愛い〜マシンガントークが始まります♪ 亜久津先輩への報告から始まり、ふつうのおしゃべりや曲についてとか スタッフの方達への元気いっぱいな感謝まで。 小林さんご本人のキャラまでもが素直で明るくて可愛いのに媚びてなくて、 それが投影された素敵な男の子、音のある壇太一が生まれたんだと妙に感動してしまいました。 それでは太一のシメのごあいさつに返して、 『またねっ!』 |