〜特別短編小説〜 卒業に向かって撃て/2009年4月4日(土)
 テニスの王子様最終、42巻の巻末特別小説。面白い試みでお得感。

 「撃て」なんだ!「打て」じゃないんだ…!(笑)
 越前がその全国大会優勝の3日後渡米したこととか、その半年後卒業式を迎えた学校の春めいた描写が、やさしい文体で綴られていたのが全年齢向けとして好ましいなあと感じます。
 桜乃ちゃんの死角になる状態に自然に持っていって、越前との初対面を思い返させるシーンを見せてくれたのも好き。結局桜乃ちゃん越前見えなかったし。でも声で分かるんじゃ……ハッ!越前もしかして声変わりしたのかな?漫画最終回のラストコマでも背伸びてたしきっと声も低く…うわああああカッコいいな!お上品なリョーガという感じになったんじゃないの!キャーキャーーキャーーー!!vvvv
 …ふう!(おちつけ)個人的に175〜185cmくらいのキャラが大好きなもので…カッコいい越前大好きなもので…!

 石川校長の話は、長く切ないのか。(笑)校長先生絶好調。手塚の壇上に上がる姿を見られたみんないいなあ…!タカさんやダビデに比べてあまり主張してなかったかもしれませんが、わたしは手塚のファンでもあります。今日も某所で手塚ブロマイドを見かけてくらっくらしてました。それはさておいて
 エヘ〜〜〜タカさんの卒業証書を受け取るとバーニングってのはお約束ですよね!!そして手塚声の校長がさらっと流したり乾の余談を容赦なく切り捨てたりする訳ですね。(笑)そこで笑いが起こるあたり、この校長って生徒と仲いいですね〜(特に歌メディアのキャップと瓶メンバーはツッコみやすいのかな/笑)。壇上からバク宙で美しく降りるのが許されるのは菊丸くらいだろう。
 手塚の卒業生代表の言葉。「今後の人生様々な苦境が待っていることでしょう」
 これは…中学生が将来を思い描いて紡いだ言葉というより、生徒指導サイドのような貫禄を感じたの私だけですか(笑)。そして手塚は卒業後、プロテニスプレーヤーとなるべくドイツに渡ることも公言!!メンバーはそれをとっくに聞いていたんだなあ…。どんな反応を示しただろうか。大石ばかりはそこにいたるまでまた手塚とひと揉めしたり色っ色あって感慨ひとしおだといい!大石と手塚はいい…実にいい管理職コンビだった…親友だ…。
 手塚の意外な告白、「告白」。もういちど、「告白」。………キュン。(笑)

 そしてその言葉が終わり盛大な拍手に包まれフィナーレを迎えるタイミングで、越前のよく通るであろう声が響いたというのが。主人公だな!越前だな!越前から放たれたテニスボールを壇上で眉一つ動かさずに素手でキャッチの手塚。嬉しそう〜
 卒業生、在校生、先生方そして保護者や来賓の方々もいるのではないだろうか…?モブ(モブ言うな)(モブ祭り)の見守るなか越前と手塚がコートで対峙。おっ、挿絵でさすがに手塚もあのレギュラーポロに着替えております。…寒くないだろうか!(笑)今年がまだ4月になっても冷えるからそういう余計なこと思いますけども(笑)
 この試合の凄まじさが、一般的なレベルならば、この小説はとても爽やかで清清しいばっかりです。「凄まじさ」が半端じゃないのが、テニスの王子様クオリティで、含み笑いを止めることが出来ないまま小説がそこで終わっちゃいました。
 …学校、無事だといいなっ!(笑)

 うん、らしかった!!

 愛すべき大勢のキャラクターが居て、この作品と出会ってもう7年。読んでいて時には本気で怒り、本気で涙し笑い、本気で脱力することもあり(笑)しっかり楽しませて頂きました。まだまだ当たり前のように心に住み着いているキャラも何人もいます。
 「テニスの王子様」連載9年にして、地区大会から全国大会まで完遂。ひとまずは、本当にお疲れ様でしたーーーっ!(←やっと新連載を読み進められるので嬉しい)



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 大変読み遅れ&レビュー書き遅れでしたが、ここまでご覧になってくださった方、どうもありがとうございました!