Genius232 追憶/2004年7月18日(日)
 手塚だ…!
 何ていうか、プロが子供に指南している姿…だ。(余計な世話)
 まだまだ立海、越前VS真田戦の合間に突如現れた、自ら呼び起こした「無我の境地」における越前の追憶。
 手塚の左肘を案じる大石が見守る中、電車の行き交う高架下コートにて本気の試合をしていた越前と手塚。それがその二人の根幹を共有した最たる出来事で。以降、互いに自分を奮い立たせたり相手を案じたりする、ここぞ(負けられない)という大切な場面でそれは想い起こされている。過去のストーリーでは、内容自体はシークレットで、結果的に手塚が越前に、青学の柱になることを求めたところに繋がっていたのですが。
 今回その中身が現れました。
 手塚が一切本気なことを感じ、越前は気を引き締める。

 場面は真田戦に帰り。真田さんは越前コートに『サムライのような』ものを見たことを気にしつつも意識して振り切り、経験と貫禄で押す。越前、負けたくない一心。
 そして再び手塚の、あの一戦のときの思いにリンクする。越前の潜在能力を引き出したい手塚。
 丁度通じる絵が当サイトにあったので引き出してみると…こんなワンシーン。(javascript使用別窓)
(というのも、既に2年前にTVアニメで放映されていた同シーンとほぼシンクロしていたからなのですね。ここだけは。)

 そして、手塚もその時、越前に『サムライのような』まぼろしを重ねていたという新事実発覚。
 真田も手塚も…20.5巻によると、リアルタイムでまだ1、2歳だったのに南次郎の記憶があるんですよねぇ…人間の脳というのは奥深いもので、瞬間的に同じ“気”を発した人物によって触発され、記憶の底からそのイメージが不意に呼び起こされたというふうに解釈。
 そして越前が喰らい付いたところで次回。