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 感覚だけのつれづれ呟き場。ネタバレ・暗い・読み辛い・再録・情報が無いのはデフォルトです。たまに更新したり消したり直したりします。

 カテゴリ: 19弾以降その他ルーツ伝聖核伝キャラクター同人誌補足感想系全て


フッドの印象
 勘が優れてるので(そのレスQ天女は私に任せろとか/笑)一見計算高いように見えますが、一度固定観念を置いて向き合えば、彼はとても優しくて真面目で賢く、誠実な人でした。後からじりじりと大好きになった話が、「戻ってきた神帝」。魔物に締め付けられ、それでも駆けつけたい神帝フッドの想いが雫となり人の形を取るシーンは、いつ観てもぞくぞくと、深く惹き込まれます。また戻りゆく聖豊源の緑を、漂いながら全身で感じ取っているシーン以上に、あの曲が似合う情景は思い当たらないくらいに美しく、好き。
 また、神帝仲間の中でも若神子の頃からずっと一緒に旅した天使は特に絆や情が深いのではないかとも感じるので、アリババとピーターの事は他の人より甘やかしていてもいいじゃないかと勝手に思っています。妄想です。またフッド自身は、大切に絆を結んでいる、繊細で気高く健気な女性であるレスQ天女に支えられている…思えば思うほど、人との繋がりがあってこそフッドだなぁと。
 また、例え深く悲しむことがあっても、それは静かに。無理してる訳じゃなく、伝える必要の無い思いや、気付かなくて良いのに悟ってしまった理は、黙って墓まで持って行く。そんな風に感じられました。でも素直に泣ける時には、涙を堪えない人なのかと、余計な意地や照れで涙顔を隠してしまわないのかと驚いたのも、上記と同じく「戻ってきた神帝」でのことでした。
<同人誌「豊∞〜アジアンリミテッド〜」より>
/キャラクター 2007年05月13日(日)

アリババの印象
 良くも悪くも、運命の強すぎる人。本人が巻き込まれているのか、本人の意思を越えた彼の何らかの「器」が周りを巻き込んでいるのか・・・。後者なんじゃないかと思ってアリババを見つめています。「いい奴」ではあっても、決して「いい子」ではない。第三者の感じるところ、それも本当のアリババですが、本人にとっては、近いけどまたちょっと違うんだろうなぁと。漠然と、計り知れないほどの強さと柔軟さが伺えます。心の。
 またアリババの事は、はっきり天使だとは思っていません。また悪魔だとも。そういった括りでは、彼を捉えることが出来ないからです。多くのキャラクターが種族を超えていますが、その中でもアリババは多くの種を経験します。まるで、彼を最終的にある高次元に据える為に、あらゆる務めを与え、その全てへ分け隔てない眼差しを送るような、しかしながら名の無い“世界”そのものたる存在となるよう、仕向けられているのではないかと感じるほどです。なんらかの大きな意思によって。
 それを思ったとき、幾度とある、アリババがそれまで生きてきた元の世界から消失する出来事は、不幸なことだと、哀れなことだとは思わないようになりました。そんな、彼を小さく捉える感情に、違和感があった。もちろん、歴史的に冷ややかに見つめることなく、彼の息衝く場面を近くで伺おうとすれば、こっちの身がやられるくらいに厳しいことも多々あります。でも彼は自分で一生懸命生きていて、喜び、楽しさ、悔しさ、絶望、悲しみ、愛情、憎悪、欲望...想像しきれないほどたくさんの、それぞれの状態での全ての心を抱いて、務めを終えられ昇華したのだと思います。彼を見守ってやきもきしたり苦しさを覚えても、彼は進んで行く。余計な心配など彼に失礼かもしれない。
 明るい方面は楽しいものです。が、反対側は難しい……自滅。明るい時はノリが良くて気のいいアホで……いやそこまで開き直ってるのは聖Iになってからのイメージ設定ですが(笑)そういうキャラにしてしまってゴメン!描き易い…(笑)でも一旦ダークサイドに沈み込めば…非常につらい。難しい。因子が混ざってからのアリババをイメージするとき、いっそ、悪魔や神々諸々の思想を生み出してきた『人間』的に扱うとやりやすい気がしています。超フリーダム。私の思うアリババの二面性は「裏表」でなく「昼夜」のような感じ、と言えば近いかもしれません。あと、彼はシリアスなほど出来る限り涙を描きたくないことに気付きました。ピーターと逆(笑)。振り返ればギャグのアリババ涙オチは申し訳ないほど多いですが(苦笑)
 神帝は、みんなある程度バランスの取れた人格に辿り着くのは概ね18弾であればと思っています。

<同人誌「豊∞〜アジアンリミテッド〜」より>
キャラクター 2007年05月13日(日)

「さよなら、ネバーランド」
 P21のあと、男キホーテ王・ファントム王の二人がどうなったかだけ書いてます。一応こんな設定でした。暗め

 男キホーテ王、ファントム王の二人は聖幻源に残るが、同時に源は完全に崩壊する。
 (聖幻の長老である師は源と同時に存在していた為、全ての理力を源に向け同じ運命を辿った。)

 ファントム王は男キホーテ王を庇い、理力を使い果たして星屑と散る。
 男キホーテ王は一命を取り留めるものの、頭部から上半身にかけて特に酷く損傷を受ける。また辛うじての息も、かつて源であった場所は混沌として拠り所がなく、このままでは時間の問題であった。

 瞬時の出来事で、それに間に合わなかった聖Rピーターの訪れ。
 聖Rピーターは、源であった場所に散らばったファントム王の欠片を全て集め、理力で生成した「箱」に収め、安定した「隙間」に安置。
 また、虹より抜き取られた穏やかな布陣で包み男キホーテ王をヘブンシティへ運び届ける。
 のち、聖Rピーターを象った紅い輝体はこの次元から消滅。(果たしてそれが本人そのものだったのかは不明。)

 男キホーテ王は手厚い治療を受け、身体能力は元に戻る。しかし傷跡は残り(髪質も変わり)、仮面とたっぷりした布で覆い隠すように身にまとった。そして第15弾の再登場となる。
 ファントム王であった星屑は、集めたところで復活が約束されている訳ではなかった。ただ彼の生命力より、理力よりも精神力に賭けたのである。時を渡り聖Rの祈りを残したそれは長い時間をかけて組み合わさり、見事18弾に復活を果たした。そしてファントム王本人のシール裏書へ続く。

++
 とても本には載せられなかった。特にこのファントムが復活からシール裏へ直行エピソードは、この本限定にさせてください…。18弾ピーターと普通に過ごしてる姿も見たいので(苦笑)。ドロドロしててすみませんでした!
同人誌補足 2007年02月27日(火)